※スーパー戯言超人タイム※






そこからの、の動きは、早い。


「もしもしいーちゃん私だけど今元気?間違えた。今平気?」
『うん、平気』
「うんよかった。早速聞いて悪いんだけど、いーちゃんの知ってる人間に軽く刷り込みとか出来る人間しらない?・・・そうそう催眠術師っていうのかな。」
『知ってはいるけど、連絡先は知らないな。』
「えっと、誰?」
『時宮時刻』
「ああ、匂宮分家の・・・えっと、時宮病院か」
『でもそうだね、あの人なら知ってるんじゃないかな。あの人アドレス交換好きだし』
「わかった。そっち当たってみるね。ダメだったらまた連絡するよ。ありがとう」
『うん。じゃあまたね』


携帯を操作して、掛けなおす。


です。お久しぶりです。・・・いやナンパとかいらないんで。
 しかも私眼鏡っ子じゃないんで。意味がわからないんで。・・・で、ちょっとお聞きしたいこととお願いがあるんですが・・・」

とかいいつつ、こいつ明らかにお願いするような体勢じゃないけどな。
携帯片手にふんぞり返ってる。

「いえ、時宮に用事があるんです連絡先を・・・わかりました、他の人にかけることにしますね貴重なお時間どうもありがとうござ・・・
知ってんなら早く言いなさい!いい年下した大人が何言ってるんですかもう!」
『―――――、――――― ――――――』
「なるほど、わかりました。・・・いえ、時宮には直接の知り合いがいないので。じゃあちょっとお願いします。そのあと私から彼にかけますので。・・・ええと、15分後ぐらいでいいですか?」
『――――――』
「はーいはいっお願いしますはいはいはいさようなら」


知り合いが多いのも大変だな。



時計を確認。
10時20分。
勿論まだ一日目の。
期限三日とか言われたが十分間に合いそうだ というか

「お前の本気、すげェな・・・」
「まだまだ2割です。私の本気は108式まであります」
「意味がわからねェよ」

・・・聞こうか、聞くまいか。
一方通行は悩み、視線を床に泳がせる。


「こんにちは、です。お久しぶりです時宮さん。え、覚えてない?っていうか私のこと見たことないですよね。
 3年前にはお世話になりました。・・・思い出していただけましたか?いえそっちじゃないです。
 じゃあどっちって言われても。・・・じゃないほうだよじゃないほう!もう!
 違います仕事の依頼ですお願いです手伝え」

命令形か。

「・・・・・・・はいそういうことです。ちょっと刷り込みをして欲しいんです。いえ、本人も同意の上です。
 いや、あの、別にそういう人じゃないので敢えて痛くする必要はありませんって・・・
 できれば早いほうがいいのですが。場所は-------------------------はい、よろしくお願いします」

なんか無事決まったらしい。
俺はいったいどうされンだ。
言い出したのは俺だった


言いだしっぺの法則