「え、なにあの影」
「僕が知るか」
「神って全能じゃなかったの」
「音無さん、なんだと思いますか？」
「シカトかよ」
「とりあえず俺たちの敵には間違いないな」
「ああ、倒さなきゃならないってことは確かだ」
「直井あんた戦えるの？」
「ふっ・・・僕をなんだと思ってるんだ下等生物め」
「そんなこといってると守ってあげないからねー」
「馬鹿め。貴様に守ってもらう必要などない」
「うっわ直井、そろそろその性格直せよ・・・」




「ねえ音無、じゃああいつらって救う必要とか一切ないんだよね」
「・・・ああ」
「みんなしてかっこいいことしちゃってもうね。こっちもテンション上がっちゃうね。ということでじゃあちょっと遊んでくる」
「・・・ああ、あ？」
「人間相手じゃないから、容赦とかそういうの、いらないよね。だからここは任せてゆりっぺ助けに行ってあげなよ」
「え」
「ここは任せてはやく行けーっていうことですよ」




「ちょ、一人でいくなっ・・・て・・・」
「やめろ日向。今あいつの後ろに立ったら、それだけで殺されかねない気がする」
「・・・鬼ですね、あの女」
「はやく行けってーの！」
「お、おう・・・らああっ！」










一段一段踏みしめて、決着を、つけていこう